「世の中にはハウスメーカーや建売住宅がたくさんあるのですが、 建築家に頼むのと、どこが違うのですか?」 と思われる方は多いと思います。 ハウスメーカーや建売住宅の家は、敷地の特性をあまり活かせていない、 雛形プラン通りの 家であったり、 既に完成しており工事経過が分からないだけでなく、 自分の要望が反映されていない住宅であったりする事があります。 それらは、本当に一生暮らす家として最適なのでしょうか? 一生に一度の、夢のマイホーム。 |
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新しい住まいをお考えの方へ | |
お客様と共に作る計画プラン
お客様に納得していただけるために、何度も打ち合わせを繰り返した上で、 ご家族にあったプランや、敷地環境を活かして光や風を取り入れるアイデアを提案します。 さらに、お客様の生活スタイルに合わせた素材・グレードとデザインを、 コストバランスも含め総合的に検討し、計画を進めて行きます。 工事着手後は現場に行き、第3者の目で進捗をチェックすることで、 しっかりとした家が建築されるよう監理します。 |
建築コストについて | |
「工事費用以外に設計料がかかるとなると、 (ただし、見積書には、これらの経費が材料単価に上乗せされているため、分かり難くなっています。) |
予算をこだわりに使う!
「無垢のフローリングにしたい」や「建物に合った建具にしたい」、「どうしても薪ストーブをつけたい」など、
こだわりの部分にその予算をまわすことが出来ます。
建築家の仕事とは | |
「建築家って具体的に何をする人なんですか?」 と問われることがよくあります。建築家は、お客様に代わり、以下の様な仕事を行います。 クライアントの要望を聞き、そのプランや形状を、 建築基準法や各条例のチェックや、確認申請などを行う。 見積りや工事の為の、詳細図面を作成する。 詳細図面を元に数社に見積りを取り、施工業者選定をした上で、 工事着工後は現場に行き、工事進捗の確認や、 中間検査や完了検査の申請、立会いと報告。 引渡し後のアフターケアーの対応。 |
建物計画全ての主軸となる「図面の役割」
ハウスメーカーや建売住宅との異なる点は、図面枚数とその内容です。 そして工事も、その図面のまま進めます。 (もちろん何千万円もする、工事契約もこれだけの図面で行います。)
こういった建物は、全て既製品で統一されているのでそれで十分かもしれませんが、オーダーメイドで作る建築家の建物は、ディティールなどの詳細寸法を明記する必要があるため、最終的に図面枚数が約30枚にも上ります。
建築事務所が作成する図面の種類は、平面図、断面図、立面図、仕上げ表から はじまり、 平面詳細図、矩計図、構造図、設備図、電気図など様々です。 そして、これらの図面を元に現場で作業が進められ、初めて使いやすく、 デザインされた建物になります。
しかし、これらの図面は、デザインや工事の為だけに描いている訳では ありません。 約30枚もの図面の最大の役目は、「見積り用の図面」であるということです。 |
詳細図面により、ハウスメーカーや建売住宅と大きく差が出る「見積りの方法」
オオタデザインでは、作成した詳細図面を数社の施工業者に貸与し、それぞれ 見積りを作成してもらいます。(これを、「合い見積り」と言います。) 全ての寸法や素材が明記された設計図面を元に、施工業者が作る「見積り書」は、数十ページに上り、窓や扉一つずつの単価が、全て明らかになります。 数社からの見積りを照らし合わせると、大体の適正価格が分かります。
最終的にそれらの見積書を査定し、その中から最も安い施工業者を選定します。
次の段階として、この「見積り詳細」を元に、コスト調整を行います。 例えば、 ・「このキッチンをワングレード下げると11万円安くなるので、その分を フローリングに回そう」 ・「見積書では、壁の面積を間違って、30㎡多く計算しているので、 もう少し安くなるはずだ」 といった、金額の具体的な算出を行います。
ハウスメーカーや建売住宅では、上のような「合い見積り」はありません。 なぜなら、その会社自体が施工するからです。 よって、見積り書も、その会社の「言い値」が書いてあります。 比べるものが無いと、その金額が適正かどうかは誰も分からないでしょう。
このように、建築事務所は「図面を書く」という業務が最も大切な仕事で、 これらの図面があるために、お客様への説明である「設計」、全ての単価を把握・調整する「コスト」、実際工事の寸法・仕様指示となる「現場」の全てが こなせるのです。
図面を通して、計画全体を最初から最後まで把握し、 的確なチェックや指示を だす設計事務所の業務は、「図面」と言う楽譜を製作し、皆でそれを把握・共有しながら「家」と言うハーモニーを作り出す、指揮者の様な役割に似ています。 そしてその為には、真剣・真摯に計画と向き合わなければできません。 これが建築家の仕事の本質と信じています。 |
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